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ミエリン髄鞘の機能について

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子供の脳の発達に関する情報を読んでいると、ニューロンシナプスという言葉に一度は出合うのではないでしょうか。
今日はさらに、ミエリン髄鞘の機能についてご説明したいと思います。

ニューロンとは神経細胞のことで、無数に存在しています。
脳内のニューロンを、情報と置き換えてみましょう。
新しい情報が入ってきたとき、新しいニューロンが生まれます。
古いニューロンからの繋がりによって、新しいニューロンが生まれることもあります。
またニューロンはそれぞれ繋がれているので、その新しいニューロンもまた古いニューロンと繋がります。
シナプスとは、そのニューロンとニューロンを繋ぐ、その繋ぎ目のことです。

ニューロンは、電気を使って情報を伝達します。
ニューロンでこの電気信号を伝える神経線維(軸索)は何本も束になって走っています。
この電気の束が触れ合って混信しないように、神経線維の周りを取り巻いているのがミエリン髄鞘です。
ミエリン髄鞘は絶縁体の役割(電線の先のビニールテープのようなもの)をし、神経の電気信号が身体の他の部分へ伝わる速度を速めます。情報がスムーズに伝達されるには、このミエリン髄鞘が必要なんです。

脳を積極的に使えば使うほど神経線維が増え、その周囲はミエリンに包まれていきます。
ミエリンを形成するには創造活動で手指を動かすことが大事です。例えば絵を描く、楽器を演奏する、文章を書く、料理を作るといったことです。

例として、アメリカ、ロサンゼルスで進められている「ハーモニー・プロジェクト」があります。
劣悪な貧困層で育つ子供たちに、2年間に渡って楽器を貸し弾き方を教える活動です。
活動に参加した子供たちは軒並み学業成績がアップし、半数以上の子供が高校を卒業できない同地区で96%の参加者が大学進学を果たしたそうです。こうした成果が得られたのは、手指を使って楽器を演奏したことで、脳の神経線維が増えてミエリン髄鞘が形成され、脳の情報伝達が強化されたからでしょう。

子供には手指を動かす活動を、と言われたことはおありでしょうか。
ピアノやバイオリンなど一日5分でも練習すること、と聞いたこともあります。

なんとなんと、科学的な裏付けがきちんとあってのことだったんですね。
ぜひご家庭でできる手指を使った創造活動を取り入れてみてください!

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