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耳を鍛える言葉遊び~韻について

「さよなら、さんかく、またきてしかく」

「さよなら、あんころもち、またきなこ」

子どもの集まる場所でよく聞かれるわらべ歌や手遊び。

音とリズムに自然に慣れる言葉遊び、子どもは大好きです。

今日は、英語圏の子どもたちも大好きな「韻」について書きたいと思います。

この「韻」や「繰り返し」は言語習得に大きく影響します。

ラップの曲などを聞いていると、韻を踏んでリズム感のある歌詞ってすぐ耳に入ってきますよね。

言語も同じで、韻や繰り返しにより音のリズムに慣れてくると、自然と単語の中で音がどんな働きをもち、音がどうやって単語を構成しているのかがだんだん分かってきます。

これは子どもが文章を読み始めた時に、単語の音と音の成り立ちを把握するのに役立ちます。

最近英語教育でよく聞かれる、発音とアルファベット文字を繋ぐ「フォニックス」の基礎の耳を育てるのに、とっても効果的なんです。



さて、韻には4つあります。

1.脚韻(ライミング):単語の終わりが、同じ音で終わっている単語。

     例:king / ring / sing

韻といえば、マザーグース。

           mothergoose.jpg

マザー・グース(Mother Goose)は、イギリスのわらべうた「ナーサリー・ライム」(Nursery Rhymes)の別名です。

nursery(こども部屋)で歌われる、あるいはそらんじられるrhymes(押韻詩)という意味です。

マザーグースは韻の宝庫です。

例えば、

Star light, star bright,   星の光、星の輝き

First star I see tonight.   今夜見る一番星

子どもはlight / bright / tonightといったライミングから音のパターンを学んでいきます。


Hickory, Dickory, Dock,   ヒッコリー・ディッコリー・ドック

The mouse ran up the clock.   ねずみが時計をかけあがっていったよ


Dockとclockなど同じパターンの音を数多く聞いていると、子どもはその類似性に気が付いていきます。


2.頭韻(アリタレーション):単語の始めが、同じ音で始まっている単語。

     例: busy, buddy, bumble, bee

     Carry the Canned Carrots to the canal.
     湾まで缶詰のにんじんを運んでね。


頭韻は、英語の早口言葉にも見られます。

     例:Peter Piper picked a peck of pickled peppers.

snake.jpg


また、頭韻はキャッチーで、耳に入りやすく記憶に残りやすいので、会社名や商品名、宣伝文句などにもよく使われています。

     例:American Airlines(アメリカンエアライン)
       Coca-Cola(コカ・コーラ)
       Dunkin' Donuts(ダンキンドーナツ)
       Krispy Kreme(クリスピークリーム)
       PayPal(ペイパル)

人の名前やキャラクターにもよく見られます。

     例:Ronald Raegan(ロナルド・レーガン)
       Mickey Mouse(ミッキーマウス)
       Marilyn Monroe(マリリンモンロー)

人の名前が頭韻を踏んでるだなんて、改めてびっくりしてしまいます。


3.母音韻:文章やフレーズ内で、同じ母音が繰り返される。母音で韻を踏む。

     例:Men sell the wedding bells. 男は結婚式のベルを売っている。

上記の分では、母音“-e-” が何度も出てきます。

4.子音韻:文章やフレーズ内で、同じ子音が繰り返される。子音で韻を踏む。

     例:She ate seven sandwiches on a sunny Sunday last year. 彼女は去年ある晴れた日曜日にサンドイッチを7つ食べた。

こちらは子音のsという音で韻を踏んでいます。


humptydumpty.jpg

マザーグースに興味のある方は、CD付きの本がおススメです。

リズムと韻が耳に残り、流しているだけで口から自然と出るようになっていきます。恐るべしマザーグース!


英語絵本を読み聞かせする際も、ぜひ文のリズムや音を意識して楽しんでみてくださいね。

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