
私たちに、とっても身近な世界の童話。
まず思いつくのはアンデルセン、グリム、イソップ童話ではないでしょうか。
今日は改めてこの3つについて調べてみたいと思います。
アンデルセン童話
デンマークの代表的な童話作家、詩人のハンナ・クリスチャン・アンデルセンの創作童話。
子どもの心を豊かに育むために書かれた、美しく、甘く、切ない童話集。
よく知られているものは「人魚姫」、「裸の王様」、「マッチ売りの少女」、「みにくいアヒルの子」など。
アンデルセンの童話に「雪の女王」というものもあります。実はこちらディズニーの「アナと雪の女王」の原作。
とはいっても、ストーリは大きく改変されほとんどディズニーオリジナルではありますが...アナ雪ファンの方は一度お手にとってみてください。
グリム童話
グリム兄弟がドイツの民間に伝わる民話訳250篇を収めた童話集。
グリム兄弟の創作ではないため、最初出版されたときには「子どもと家庭のための昔話集」というタイトルがつけられていた。
誰もが知っている「白雪姫」「灰かぶり姫(シンデレラ)」「ヘンゼルとグレーテル」「赤ずきん」などがグリム童話です。
原作はかなり残酷な描写があります。
先日図書館で娘に「ラプンツェル」の紙芝居を読んであげたのですが...
絵と文章から察するに小学生高学年が対象かと思います。絵もけっこう生々しかったですし。
それがびっくりするくらいむごい内容で、娘は途中で怖くて泣きだしてしまいました( ;∀;)
魔女が王子様の目をつぶして遠くにやってしまったりと、容赦なく残酷な内容。
グリム兄弟の作品はもともと子供向けに書かれた「童話」ではなく、人々の間で受け継がれてきた「民話」です。
いわゆる「都市伝説」みたいなもの。
同じ年代の友達で集まって語るまことしやかな都市伝説や妖怪話、そういう類の方が近いのかもしれません。
何度も改訂されて残酷な部分がそぎ落とされて子供が読めるようにされていますが、
民話集と思ってグリム童話を読むとまた違った面白さがあるかもしれませんね。
イソップ童話
古代ギリシャの奴隷だったイソップが口述したものを記録した物語だと言われている。
動物を扱った教訓話が多い。イソップは主人にその才能を認められて、後に奴隷から解放されたそうです。
作品は「アリとキリギリス」、「ウサギとカメ」、「北風と太陽」など、まさに分かりやすい教訓話が多く、子どもにも読み聞かせしやすいお話が多いですね。
以前目にしたことのあるタイトルの本をよく考えず手にしがちですが、
アンデルセン童話、グリム童話、イソップ童話とそれぞれ特徴があり興味深いです。
こういった作者のバックグランドなども兼ねて童話を読み聞かせするのもまた、新たな広がりがありそうです。
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