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『赤ちゃんは語学の天才』を視聴して

赤ちゃん

アメリカの発達心理学者パトリシア・クールは、TED『赤ちゃんは語学の天才』で赤ちゃんの言語習得に関して驚くべき研究結果を発表しています。

言語の習得には臨界期があり、『子供は7歳になるまで語学の天才』と彼女は表現しています。赤ちゃんはなんと、全ての言語の全ての音を聞き分けられるそうです!。。。生後10か月くらいまでは。

日本人とアメリカ人の赤ちゃんにLとRの聞き分けの実験をしたところ、6~8か月の赤ちゃんは同等に聞き分けができていたそうです。ところが2か月後には、アメリカの赤ちゃんの聞き分けは向上する一方で、日本の赤ちゃんはその力が下がったということです。赤ちゃんは、自分が身に着ける言語の準備をこの頃からしているのですね。

この2か月間の間、赤ちゃんは脳で話し声を統計処理し、脳を変化させるそうです。バイリンガルは2つの統計セットを保持していて、相手によって切り替えていると予想されます。

この頃の耳のよさを保持するために、赤ちゃんのうちにいろいろな言語を聞かせたいと思いますよね。
それが、次の実験結果が非常に興味深いのです!言語習得における人の役割、人との関りを示すものです。

アメリカ人の赤ちゃんに、12セッション中国語に触れさせたそうです。

①中国人の親戚が1か月家に遊びに来たかのように、中国語で赤ちゃんに話しかける12回のセッションを行う。
②同様のセッションを、テレビを通して行う。
③同様のセッションを、音声だけで行う。

結果は、①の赤ちゃんは、同じ月齢の台湾人の赤ちゃんとも遜色がないくらい良い成績になったのです。
ところが②と③のテレビと音声で中国語を学んだ赤ちゃんには、学習効果が見られなかったという結果がでました。赤ちゃんが言語の統計処理をするためには、本物の人間の存在が不可欠ということを表しています。言語の統計処理は社会的な脳が制御しているのです。

赤ちゃんが言語を学ぶのはCDやDVDを通してではなく、本物の人間を通してのみ、なんですね。

最初はええ!?と思いましたが、よくよく考えると納得もできます。私たち自身が赤ちゃんを育てるときに、日本語でCDやDVDをかけ流して習得させようとはあまり思わないのではないでしょうか。それよりも、目を見て笑顔で話しかけたり、母親の声で歌を歌ったりした方がずっと効果があることを本能的に知っているのではないでしょうか。童謡のCDやDVDを流すことはあっても、恐らく言語習得に使おうと思ってのことではないかと思います。

ここは母親の出番!英語絵本を使って、楽しく、自然に英語を耳に入れてあげたらどうでしょう。赤ちゃんはじっと大好きなママの声に耳を傾けていることでしょう。お母さん方にぜひ知っていただきたい研究結果です。

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